非常照明(非常灯)の設置基準

非常照明の設置基準・配置・点検規定の解説

 非常照明及び非常灯とは火災や地震などの自然災害や、不慮の事故などによって電源供給が絶たれた際に、安全かつ円滑に避難が出来る為に設置される照明器具の事じゃ。

 非常用照明器具の設置に関しては「建築基準法」に基づいて設置規定が明確に定められておる。

 また、設置された非常照明に関しては、その能力を保持する為に「消防法」によって点検業務が義務付けられておるのじゃ。

 非常照明の設置基準については、建築基準法によって、設置の対象建築物の規定、設置場所、照明器具の能力を示す照度測定基準などが詳細に定められておるのじゃな。

 その為、非常照明器具の設置に関しては、設計段階からこれらの建築基準法の規定に基づいて設置場所を算出する事が大切になるのぉ。

◆非常照明(非常灯)の構造と特徴

 非常灯とは非常用の照明装置及び非常用の照明器具の総称を指す言葉じゃ。

 この非常灯の最大の特徴は以下の2点。

★災害などの発生時にも一定時間点灯を保持する
★点灯時は一定規格以上の照度(ルクス単位)を保つ

 あまりにも当たり前に思われるかもしれんが、この2点は最低限の基準であり、非常灯の大きな特徴でもあるのじゃ。

 例えば、災害によって停電など、電気供給が絶たれてしまったケースでも非常灯はその能力をしっかりと発揮できるものでなくてはいけない。

 その為、非常灯は蓄電製のバッテリーを保持しているものや、外部に別途バッテリーを付与しておる製品も多い。

 これらは全て安全かつ迅速に避難行動が可能となる事が目的にある為じゃ。

 建築基準法では設計の段階から、非常照明の設置をするようにプランニングする事を義務付けておる。

 また非常照明は建築に関する重要な避難設備でもあることから設置後の点検規定や耐用年数に関しても具体的な細かい規定が多い。

 では非常照明の設置に関するより具体的な内容を学習していくとしよう。

非常照明の点灯時間の規定は何分?

 実際に非常照明器具の設置を行う際は、どのような非常照明器具の設置を行えば良いのだろうか?建築基準法では設置する非常照明に関する点灯保持時間の規定を定めており、最低でも30分以上の点灯が可能な非常照明設備を設置するように基準を定めている。ここでは非常照明器具に求められる性能・能力や非常照明の種類についてチェックしていこう。

1.非常照明の点灯保持時間の規定について
2.非常照明器具の主な種類(露出型・下面開放型・簡易密閉型)
3.誘導灯の点灯保持時間の規定について

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建築基準法に基づく非常照明の設置対象建築物

 非常照明設備の設置義務が生じる建築物やフロアーにはどのようなものがあるのだろうか?また一般の戸建住宅でもこれらの設置基準は適用されるのだろうか?具体的には3階以上のフロアーには非常照明器具の設置が必要となるのだが、ここではより具体的な建築物の種類やフロアーの延べ床面積に対するこれらの設置基準概要についてチェックしていこう。

1.非常灯設置対象物の規定について
2.建築基準法に基づく非常照明・非常灯の設置場所の規定
3.非常照明の設置義務が求められる主な建築物
4.建築基準法の設置対象建築物規定

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非常照明器具の定期点検・義務化された点検内容と罰則規定

 非常照明器具の定期点検業務は特定行政庁によって点検期間や点検項目が制定されている。これらの定期点検は義務化されており実際にこれらの点検業務を行う事が可能となる資格が消防設備士・消防設備点検資格者と呼ばれる国家資格。ここでは消防設備の交換や点検を行う際の具体的な点検ポイントや建築基準法で定められている定期点検期間について確認していこう。

1.照明器具の保安定期点検・義務化されている点検期間について
2.非常照明器具の具体的な定期点検内容
3.消防設備の定期点検業務を行う消防設備士・消防設備点検資格者とは?
4.点検報告義務違反の罰則・罰金の金額は幾ら?

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非常照明のバッテリー交換・電気代・経費削減に貢献する併用型照明

 非常照明器具のバッテリーは長期間使用可能な蓄電池式であっても必ず寿命がくるもの。また長期的に使用を継続していると、定期点検時に建築基準法に基づく基準を満たしていないレベルに性能がダウンしているケースも個別に出てくるものである。これらはバッテリーの寿命であったり、照明器具そのものの故障であるなど交換が必要となるケースも当然出てくる。ここでは照明器具のバッテリーの種類や交換の必要性、更に大型の施設などでは主流となりつつある経費削減につながる併用タイプの非常照明器具の利点と欠点などについても記事をまとめてみた。

1.非常灯・非常照明のバッテリーの種類について
2.非常照明のバッテリー寿命がきたら交換は誰が行うの?
3.電気代や設置コストの経費削減に繋がる併用型照明器具の普及
4.併用型照明器具の利点と欠点とは?

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非常照明器具の耐用年数は何年?寿命はどのくらい?

 照明器具の耐用年数規定は、法定耐用年数の他に、推奨される交換時期の目安となる年数と交換の最長期限が設定されている。この交換時期の目安は一般的な製品の寿命として考える必要があり、厳密には定期点検時に機能を保持しているかどうかがやはり重要となる。ここでは適正推奨期・交換期限・法定耐用年数の一覧項目から年数・期限の目安を確認していこう。

1.電池内蔵型照明器具は定期点検の度に判断する必要がある
2.非常照明器具の耐用年数一覧
3.非常照明器具の法定耐用年数とは?

(さらに…)

非常灯設置に関する照度(ルクス)の規定

 非常照明器具を設置する際には災害や火災・震災などの発生時に最低限の照度を発揮する非常灯を設置する必要がある。この照明器具の明るさを表す単位にルクスがあるが、建築基準法における設置基準において非常照明の照度基準は何ルクスで規定されているのだろうか?ここでは、照度の規定及び照度の測定ラインなど非常照明器具の明るさに関する規定について確認していこう。

1.照度=ルクスとは表面の単位面積当たりの光束の量を示す単位
2.非常照明の照度に関する設置基準
3.JISによる照度の規定について
4.蛍光灯と白熱電球の照度は何ルクス?

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