キュービクルの耐用年数・設置基準・離隔距離の解説

消防法に基づく認定キュービクルの設置基準、離隔距離・設置場所の規定、耐用年数、点検義務の解説。

◆キュービクル設置に関わるのJIS規格と日本電気協会の2つの規格

 キュービクルは、昭和43年12月に「JIS C-4620」として日本工業規格がJIS法によって規格を制定している。

 このJIS規格とは、キュービクル製品に扱う機器の材料や耐水性などの基準を定めたもので、平成10年に現在の規格に統一されている。

◆キュービクル設置基準は2つの規格で定められている

 ここまでの解説を見てきても分かる通りキュービクルの設置基準、及び規定に関しては、基本的に「JIS基準(日本工業規格)」・「社団法人日本電気協会の認定基準」の2つの基準によって定められている事になる。

 前項で解説したとおり、各々の認定基準は分別されている点がキュービクルの設置基準のひとつのポイントである。

◆社団法人日本電気協会が定める認定キュービクルとは?認定機関に至る背景の解説

 消防法では、デパートやホテル、大型百貨店等の不特定多数の人が出入りする建築物を防火対象建築物として定めている。

 この防火対象建築物に該当する施設では、火災が発生した際の人命救助や初期消火等を目的とした消防用設備等に供給する非常電源を確保することが義務付けられている。

 この非常電源の確保に関する義務規定の告示として消防庁は、「昭和50年5月に消防庁告示第5号」を公布し、非常電源の一種である「非常電源専用受電設備」に関して「キュービクル式非常電源専用受電設備の基準」を定め、翌年昭和51年より、本公布の施行が開始された経緯がある。

◆認定キュービクルとは?

 認定キュービクルとは、社団法人日本電気協会が形式認定を行い、日本電気協会の認定を受けたキュービクル設備の事。

 社団法人日本電気協会は、「旧自治省(現在の総務省)」の要請を受け、「キュービクル式非常電源専用受電設備認定規程」を制定し、1976年より全国的に統一した認定業務を開始している。

 その後消防庁は平成13年12月に社団法人日本電気協会をキュービクル設備の指定認定機関と定め平成16年9月に同協会を消防庁の「登録認定機関」と定めている。

 このような背景があるため登録認定機関である社団法人日本電気協会が認定したキュービクル設備の事を「認定キュービクル」と呼ぶようになっている。

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