キュービクルの耐用年数・設置基準・離隔距離の解説

消防法に基づく認定キュービクルの設置基準、離隔距離・設置場所の規定、耐用年数、点検義務の解説。

◆キュービクルの耐用年数は法定耐用年数によって定められている

 キュービクルは、様々な受電用の電気機器及び配線などをひとつの四角形の金属箱にコンパクトにまとめた高圧受電設備。
 その為、キュービクルの耐用年数は
●内部の機器類
 によってそれぞれ異なってくるので一概に何年と言えないのが現状である。

 但し、キュービクル内に設置されている基本的な電気機器類には、一般的に定められている
●法定耐用年数
 と呼ばれる基準の目安となる数値が設定されている事はご存知かと思う。

◆法定耐用年数はやや短めに設定されている

 キュービクルの耐用年数は法定耐用年数によって定められている。
 これらの法定耐用年数は、現実的な実年数と比較すると「やや短め」に設定されているように感じてしまうものが多い。

 これはキュービクルに限る話ではなく広い範囲で減価償却を伴う償却資産に関する話である。

 その為、キュービクルの法定耐用年数は、実際の耐用年数の目安として検討材料にする事は可能であるが、設備自体がその期間内しか使用できないという訳ではもちろんない。

◆キュービクル法定耐用年数に分類される項目

 キュービクルの耐用年数は、内部の機器類それぞれに詳細に耐用年数が設定されている。

 キュービクルの内部の機器類の項目には、「変圧器」・「ヒューズ」・「コンデンサ」・「高圧遮断器」・「断路器」など様々な項目がありそれぞれ法定耐用年数が異なってくる。

 次項ではこれらの法定耐用年数の基準に加え、キュービクルの実用耐用年数についても記載しておいたのでチェックしておこう。

◆キュービクル機器類の法定耐用年数と実用耐用年数の目安と比較一覧表

 キュービクル内に設置される基本的な電機機器類、JIS規格で定められておる電気機器類には「法定耐用年数」と呼ばれる機器類の交換時期の目安となる指標が示されている。

 前項で解説したとおり、これらの法定耐用年数は、実際の実用年数よりもやや短めに設定されている点がポイント。

 以下にキュービクル内に設置される基本的な電気機器類の法定耐用年数、及び、「実用耐用年数の目安」をまとめておくので確認しておこう。

【キュービクル内電気機器類の法廷耐用年数、実用耐用年数の目安】
●変圧器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20〜25年
●ヒューズ(屋内)  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安15年
●ヒューズ(屋外)  ⇒  法定耐用年数10年  実用耐用年数の目安10年
●コンデンサ  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安15年〜20年
●高圧遮断器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年
●断路器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年
●高圧負荷開閉器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年
●高圧カットアウト  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年
●避雷器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安15〜20年
●計器用変成器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年
●保護継電器  ⇒  法定耐用年数15年  実用耐用年数の目安20年

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