集合住宅やマンションなどのデザイン性を高める空間のひとつとして人気が高い光庭の設置。
この光庭にはいったいどのような種類があるのだろうか?
ここでは建築規定、消防法で規定する光庭の分類について見ていくとしよう。
消防法における光庭の定義では、光庭に関して大きく
●特定光庭
●避難光庭
に分類して防火措置の規定が判定されておる。
特定光庭とは、
●設置された光庭を介して
他の住宅や、区画へ火災の炎や煙が広がる可能性が高いと確認される光庭のことを特定光庭と呼んでおる。
当然、特定光庭が火災を拡大する要因のひとつともなることから、特定光庭の防火規定は通常の防火規定よりも厳しい基準が求められておる。
避難光庭とは、火災発生時に
●避難経路
として光庭を利用できる区画のことじゃ。
具体的には
●廊下
●階段
などが光庭に面して設置されていることが条件であり次項で後述しておる複数の条件を満たした光庭を避難光庭と呼んでおる。
しかし、仮に避難光庭であっても、火災の延焼の危険性が確認される場合は、特定光庭の追加規定を受けることになっておる。