非常照明の設置基準・配置・点検規定の解説

消防法・建築基準法に基づく非常照明器具の設置基準・配置、点検報告規定・耐用年数・運営経費の解説。

◆非常照明の点灯時間の規定は何分?

 実際に非常照明器具の設置を行う際は、どのような非常照明器具の設置を行えば良いのだろうか?

 建築基準法では設置する非常照明に関する点灯保持時間の規定を定めており、最低でも30分以上の点灯が可能な非常照明設備を設置するように基準を定めている。

 ここでは非常照明器具に求められる性能・能力や非常照明の種類についてチェックしていこう。

1.非常照明の点灯保持時間の規定について
2.非常照明器具の主な種類(露出型・下面開放型・簡易密閉型)
3.誘導灯の点灯保持時間の規定について

◆非常照明の点灯保持時間の規定について

 非常照明の点灯保持時間の規定は、非常照明の性能を把握する上でもまず最初に覚えておくべきポイントの1つじゃ。
 万が一電源供給が絶たれた場合に作動する非常照明は、建築基準法によって電源供給が絶たれた直後から連続30分以上の点灯がなされる事が規定によって定められておる。
 ここでのポイントは電源からの電気の供給がない状態において「連続30分以上の点灯」が可能であるという点じゃな。

※電気供給なしで30分以上連続して点灯可能な非常照明であること

 よって、市販されている非常照明器具は基本的に全て、この建築基準法の規定をみなす能力を保持するものが市販されておるのじゃ。

◆非常照明器具の主な種類

 非常灯の構造は、一般的な電球と異なり、蓄電池など通常の電源回路以外の電気供給源を保持している構造となっておる。

 照明器具と蓄電池は一体型になっているものが多く、近年では通常の照明と外見があまり変わらないハロゲン式照明なども多数市販されておるのじゃよ。

 また、普段は通常の照明器具として使用し、非常時のみ別途蓄電池を利用する一体型の非常照明器具も近年多く開発されるようになっておる。

 尚、非常照明器具の主な種類としては

☆露出型
☆下面開放型
☆簡易密閉型

 などの非常照明器具の型があるのじゃ。

 言うまでもなく全ての型において規定の点灯時間内は一定の明るさを維持した性能を保持する事が重要。

 蓄電池式の場合は、長期間の繰り返しの蓄電による蓄電池そのものの容量が低下する現象もあるため、蓄電池そのものはまだ使用可能であったとしても、点灯保持時間をしっかりクリアできる照明器具を設置する必要があるのじゃな。

◆誘導灯の点灯保持時間の規定について

 火災時の照明器具として非常灯や非常照明などの消防用設備に近い役割をもつ誘導灯。

 余談だがこの誘導灯に関しては、消防法の基準によって電源供給が絶たれた直後から連続20分以上の点灯が義務付けられておる。

 誘導灯とは、避難の際に非常口などの位置を示すもので、非常灯と同様物扱いされるケースも多いが
●規定及び基準
●制定法律
 などが異なる点については注意が必要じゃ。

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