有効採光面積の計算方法・採光補正係数

有効採光面積の計算式、採光補正係数の算出方法を床面積の割合一覧表と例題を交えて解説。

◆保育園(保育所)の保育室に必要な採光面積の最小値とは?

保育園(保育所)を新しく建築する際、保育園の保育室の設計を行う時。

もしくは既存の住宅の居室を保育室として利用する際。

床面積50㎡の居室に必要な有効採光面積の最小値とは?

1.保育園の保育室の床面積に対する必要採光面積の割合
2.住宅用居室を保育所として利用する場合の採光面積の問題

◆保育園の保育室の床面積に対する必要採光面積の割合

※答え:10㎡以上

保育園の保育室の床面積に対する必要採光面積の割合は「1/5」である。

これは保育室に限るが小学校や中学校、高等学校の教室の制限規定と同様の基準。

床面積が小さな居室を保育室として利用する場合もこの規定をクリアする必要がある。

◆住宅用居室を保育所として利用する場合の採光面積の問題

一戸建て住宅の居室を保育室として利用する場合もこの採光面積規定はもちろん守らなければいけない。

これはマンションの居室であっても同様。

しかし、住宅用として使用していた居室の必要採光面積は「1/7」である為、リフォームをするか採光の緩和規定に則り「照明設備」を設置する等の対応が必要となる。